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高尿酸血症・痛風の合併症としての尿路結石

尿路結石とは「尿路」に石ができる病気です。
結石は尿に含まれるカルシウムやシュウ酸、リン酸などから作られます。高尿酸血症・痛風の合併症としての尿路結石は尿酸結石ばかりだけでなくシュウ酸カルシウム結石やその混合結石が多くなります。


尿酸はアルカリ性では溶けやすく、酸性では溶けにくい性質があります。


高尿酸血症・痛風患者は尿の酸性度が強いことが多く、このため血液中のみならず、尿の中でも尿酸が結晶化しやすい状態になっています。
腎臓内や尿管・膀胱・尿道などで、尿中の尿酸結晶を核にシュウ酸カルシウム結晶などが集まって尿路結石が形成されていきます。

 
高尿酸血症・痛風患者における尿路結石形成の頻度

高尿酸血症・痛風患者の腹部超音波検査において、約30%に腎石炭化や尿路結石の形成がみられました。また尿路結石合併症のうち約半数の患者は、痛風発作を起こす前から尿路結石が存在していました。

高尿酸血症・痛風における尿路結石形成の頻度

  高尿酸血症(35例) 痛風(173例) 計(%)(208例)
腎石炭化 0 5 5(2.4)
結石形成 7 52 59(28.4)
7 57 64(30.8)

尿路結石形成と痛風発作の関係

  高尿酸血症(7例) 痛風(57例) 計(%)(64例)
痛風発作前 7 24 31(48.4)
痛風発作後 0 33 33(51.6)
尿路管理と治療

高尿酸血症・痛風患者では尿路結石の合併率が高く、尿酸降下療法により血清尿酸値を適正化するとともに尿酸沈着を防ぎ、尿路結石や腎障害の予防や管理を目的とする「尿路管理」は最も重要な治療のひとつです。
高尿酸血症・痛風患者は血液中の尿酸を減らすと同時に、常に尿路管理をして尿中で尿酸が溶けやすい状態にしておかなくてはなりません。

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